ルビです。帰宅すると母から「行動援護についてなんだけど…」と話が。
聞くと弟が行動援護という、知的障害や精神障害を持ち、1人ではその場に合わせた
適切な行動をとることが難しいときにヘルパーが支援に入る障害福祉サービスを利用
することができるようになるかもしれないとのこと。
しかし利用に際しての判定項目で点数がほんの少し足りていない、ただ見直しをすると
上がる可能性があるだろうということで、近々面談をするようです。
その電話の中で、判定の見直しにあたってもしかしたら主治医に電話で話を聞くかも
しれないと言われたそうで。
行動援護という聞きなれない単語を耳にして焦り、具体的な内容もあまり飲み込めない中、
これは先生(主治医)に伝えなければいけないという思いにかられた母はその日のうちに
病院に連絡し、主治医の都合のつく時間を教えてもらい相談に行ったのだそう。
ですがそのような状況で母もどこまでうまく説明できたのかよく分かりませんし、実際の
判定表は相談員の方がつけるとのことで主治医に掛け合っても先生もどうにもならないと
言われてしまったようです。
話をいろいろ聞いていて、最初は相談員の方がなんでもっと分かりやすく説明して
くれなかったんだろう、説明がしっかりしていれば母も急いで病院に行って面倒な
思いをすることもなかったのに、と思ったのですが…。
いや、ちょっと待てよ。
母も母で一呼吸置いて、障がい者の介護の仕事をしている私にでも相談してくれれば
よかったのに。
同じ障害を持つ子供がいるママ友だって何人かはいるよね?
なんとなくそこに疑問?を感じました。
そこでふと頭をよぎったのが詐欺被害のニュース。
オレオレ詐欺でも特殊詐欺でも、ニュースを見ているとなんで引っかかるんだろうと
思ってしまうもの。
すぐ近くに子供が住んでいたり、電話でちょくちょく連絡を取り合っていても、相談
せずにお金を振り込んでしまった・家に来た人にカードを渡してしまった という
ニュースは多く聞かれます。
もちろんだます側がかなり巧妙なことをやってきているのは事実だと思いますが、
不安をあおられてしまうとやはり人間は冷静になれなくなるのでしょう。
論理的に考えてどういう対応を行うか、また自分に降りかかってきたこの問題が
果たして本当のことなのか。
そういう考え方がちょっと弱かった という捉え方もできるかな。
母本人は今日話をいろいろ聞いて分かった、と言っていたのでそれはそれでいいけど
こういうときにその人の人となりが少し見えるよね。
なんて思った娘なのでした。
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