最近になってお会いする人に もともとひきこもりだったんです という話をすると
「そうは見えないね」と言っていただくことが増えました。
ひきこもりという状態そのものに治療という考え方が当てはまるかは
微妙ですが「ひきこもってしまった、じゃあもう無理」ではなく
ひきこもったところからどう生きやすくするか・生きやすくなるかを
考えてきたんだと思います。
まず目の前に辛い症状があるとき(強い不安・眠れないなど)は必要に応じて
薬で対処したり、自分は今日一日をどう過ごせたかをなるべく悲観的な見方を
入れずに振り返ってみたり。
最初からそれができていたわけじゃないけど、今日はこんな日だったなぁとか
こんな風に過ごせたな というプラスでもマイナスでもない状態を受け入れて
大きなダメージのない日々を積み重ねてきたことがよかったかな。
幸いなことに周りにせっつく人も少なかったので、波はありましたがそこから
身体的・精神的体力が回復するまで待ってからその後の再就職を見据えた動き
につなげることが出来ました。
就職に関する事業所に通ったりするようになってからは初めての人と関わる
機会が増え、場慣れを少しずつして試行錯誤をしていくことで人そのものへ
の見方も変わったというか、増えたというか。
考え方の幅を広げられた感じでしょうか。
そうすると、自分としては些細なことで慌てなくなったり、感情表現が以前より
上達してきて、そこが他の人からみた ひきこもりに見えない につながるのかなと。
いまはむしろそれが生かせる時期かも。
コメント