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家族であっても、気をつけるべきボディタッチ

あしたは母の日。

母のことで何か書こうと思ったとき、もちろん感謝することもあるけど(今もお弁当を
作ってもらってるし、家事もほとんど担ってくれてる)、これは私の人生でなかなかの
インパクトがあったなという出来事もあって。

中学生のころに、男性も女性も体つきが変わってくる時期を迎えるようになりますが、
私も胸が膨らみかけていたようで、私がお風呂から上がって体を拭いているときに母が

「おっぱい大きくなってきたね~」

などと言いながら、真正面から胸を触ってきたのです。

ほんの一瞬のことで、母としては悪気はなかったんだと思いますが、私は何も反応できず
「触られた」「嫌だ」という感情を通り越して

『何だか分からないけどこれは自分の子どもには絶対やっちゃいけない』

と、真っ白な頭の中でそんなことを考えていました。

近年は子供の性教育という分野で書籍もいろいろ出版されているようですが、幼児のころから
男女の体の違いに本人たちが気づくようになるし、特に大事に扱う部分をプライベートゾーン
として誰に見せる・触るを許可するか
 といったことを学んでいるんですね。

まだそこまで知識が一般に広がっていない時期の出来事とはいえ、当時思春期であった自分には
大分こたえました。

そしてそれはその後10年ぐらい引きずることになるのです。

とにかく母親に裸を見られたくない、ということからお風呂から上がって着替えをしているときに
母親が入ってきそうになると体を拭くのもそこそこに、パジャマを着たり。

下着を履いてなくてもとりあえずズボンを履いて、あとで自分の部屋に行ってから改めて着替えて
いました。

こういうのはただ親も分からなかったからしょうがなかったんだ、と自分を納得させられるわけでも
ないし、ほんとに10年、15年、あるいはもっと時間がかかってどう消化できるか、とにかく難しいな
と感じてきました。

時間かけただけでは解決しなくて、その間信頼できる大人との関係が作れるかとか、似た事例を聞き
何か感じることがあるかとか、どうにもならないときは正直そのままにしとくしかないかな、という
思いもあって。

そんなことを思い出した、母の日の前日でした。

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